こんにちは、ゲー吉です。
「ローテーション」
え? 積み立て放置でいいって聞いたのに、なにかしないといけないの?
われわれ子羊の基本的な構えは長期の積み立て放置でよいと思います。ローテーションは、FIREするまでの期間を短くするための努力、いわば+αの部分です。
今回は、このローテーションについて、実体験を交えてお伝えしようと思います。
改めまして、私はあの頃のように好きなだけゲームをやるため、2児の父だろうがFIREを目指しているゲー吉と申します。詳しくはサイドバーのプロフィールをご覧ください。
このサイトでは、賢人から学んだ投資方法の実践結果を発信しています。同じく自由を待つ仲間たちに拡散していただけると嬉しいです。
それでは、いきましょう!
パフォーマンスを高める姿勢
日本株は米国株にアンダーパフォームする
未来はプロでもわからないとはいえ、上がるか下がるかが常に「50/50」ではありません。様々な角度から状況を分析し、強気か弱気を読み取る能力が、プロとわれわれ子羊の差です。
ただ、SNSが発達した現代においては、これらの読み取り方がプロから子羊に発信される機会が多くあります。昔のことはわかりませんが、情報が得やすくなったとみて間違いないでしょう。
なので、できる限りアンテナを張り、上がる、または下がる優勢という情報を得ようとする姿勢を持たないのは、非常にもったいないことです。この姿勢は、きっとあなたのパフォーマンスを高めることにつながります。
ただし、賢人が言ってるのだから間違いないと依存するのではなく、賢人が信じているもの、すなわち根拠としているものをちゃんと理解するようにしましょう。
強気か弱気かを教えていただいた身にも関わらず、100%と誤認してはずれたと文句を言うなどもってのほか、教えてもらえるうちに、スポンジのごとくしっかり吸収するのです。
魚そのものではなく魚の釣り方を教えるよ
悪い決算を出したら鼻くそピーン
最終的に自分の投資スタイルとして確立できたとき、「個人投資家w」から「個人投資家」に脱皮できるのではないでしょうか。
割りにあわない保険料
今日も、ある債券ETFのチャートを眺めていた。こいつは投資をしてからずっと右肩下がりだ。
これでも毎月買うのが本当に正解なのか?
突然ですが質問です。1年後の世界の覇権国はどこだと思いますか。
これには、ほとんどの方が「アメリカ」と答えるでしょう。現状を鑑みると、1年後に「中国」が覇権国、というのは想像しにくいですからね。
じゃあ、10年後だとどうなるでしょうか。
これは、正直わからないですよね。つまり、10年先のことはわからないけど、近未来のことならば、ある程度の予測はできるということです。
ここで、こちらのチャートをご覧ください
チャートより、2020年8月から米国10年債の利回りが落ち着く2021年3月まで、米長期国債のETFであるTLTの価格は右肩下がりで、20%以上の下落をしていることがわかります。このことは、経済サイクルから予測できたトレンドのようです。
次にこちらのチャートをご覧ください。
これは、コロナショック時の「株式・債券・金」の代表的なETFの価格推移を比較したチャートです。債券に時価総額最大のAGGではなくTLTを用いているのは、ゲー吉が債券に期待する「株式との逆相関性」という傾向が、AGGよりTLTのほうが強いためです。
チャートより、TLTが期待通りに有事の株式下落に対する保険の役割を果たしていることがわかります。SPY(株式)の30%程度の下落に対して、TLT(債券)は10%程度の上昇をしていますかね。
でもちょっと待てよ?
これら2つのチャートから、ある疑問がうまれました。2020年後半のTLTは、あしたコロナのような超リスクオフになる大事件が起きたら上がったんだろうけど、それ以上に下がるパワーが強かったのではないかという疑問です。
発生確率が極めて稀な10%の上昇のために、発生確率が高めな20%の下落を許容する、この保険料は割りに合いません。だって、自転車保険の対人賠償なんかは、毎月200円そこらで有事に3億ですよ。
それなら、TLTの割安局面まで預金で持っておいたほうがいいかも
こんな感じで、投資戦略の変更をしたくなるときがあるのです。
ローテーションとは
キャッシュもポジション
たとえ市場平均を狙う長期投資であっても、パフォーマンスを高めるために努力する余地がありそうなことはわかりました。ニュースやデータなどの情報をもとに比率を調整していく、これが重要そうです。
実際、高橋ダンさんがYouTubeで中田のあっちゃんに向けてこのような主旨の発言をしていました。
投資は、積み立て放置を続ければOKというものではありません
ローテーションしてシャープレシオを上げるのです
ローテーションとは、たとえば、今年は債券が下降トレンドだからちょっと預金の比率を増やす、といった調整をすることです。アセットアロケーションをマイルールどおりの比率に戻す「リバランス」とは違うものなので注意してください。
ちなみに、ちょっと比率を増やすの、この「ちょっと」のさじ加減は自分で決めなければなりません。そんなときは比率調整のマイルールを持つのがおすすめです。
まとめ
2021年、ゲー吉は日本株から米国株にローテーションしています。結果がどうなるかはまだわかりませんが、今のところ、そうしてよかったと思えている状況です。
もはや、最初に決めたアセットアロケーションなんかは、投資を始めるきっかけにだったにすぎません。なるべく早くFIREしたければ、アセットアロケーションやポートフォリオは、やりながら調整、すなわち定期メンテナンスをしたほうがよいと判断しているからです。
あなたも、積み立て放置から脱却して、ローテーションを試してみてはいかがでしょうか。時間をかけるだけの価値はあると思いますよ。
※本記事は、トレンドに100%投入することをすすめるものではありません。投資は自己責任でお願いします。
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